ホテル予約はいつから出来るの?そもそもいつからホテル予約をするのが一番お得なのかなー。
本記事の内容
・ホテル予約開始時期は料金比較サイトをチェック!
・いつからホテルの予約をするのがお得か詳しく解説
・返金不可プランもしくはホテルホームページからの予約が実は一番お得!
本記事の信頼性
この記事を書いている私は現在、総合旅行代理店で勤務。
以前は外資系OTA(オンライントラベルエージェント)で4年間ホテルのWeb集客コンサルをしていました。
ホテルの予約開始時期から集客方法まで幅広くホテルの販売手法について仕事を通じて経験を積んでいます。
今回は、国内旅行を計画されている方向けにホテルの予約開始時期やお得に予約する方法をご紹介していきます。
旅行会社員ならではのホテルの裏事情も交えながらイベントや旅行計画をされる方に少しでも参考になれば幸いです。
それでは早速はじめていきます。
1. ホテルの予約っていつから出来るの?そんな時は料金比較サイトをチェック
結論から言うとホテルの予約開始時期はホテルによって異なります。
残念ながら統一の予約開始のルールのようなものは存在しないというのが現状です。
ではなぜ、ホテルごとに予約開始時期が異なるのでしょうか。
それは、以下の理由が考えられます。
- ホテルの販売戦略の違い
- 客室料金の値付け、プロモーション設定時期の違い
- 国内マーケット vs 海外マーケット
ホテルの販売戦略の違い
旅行代理店や宿泊予約サイトに頼らない言わば独自路線の集客をしている客室数の少ないホテルは基本的に常連のお客さんである程度予約が埋まるのでそこまで先の予約に対応していません。
逆に旅行代理店をメインの集客チャンネルとして持っているホテルは旅行パッケージや宿泊プラン等を旅行代理店のパンフレット展開やウェブ販売に合わせなければいけないので1年先まで予約を受付可能にしています。
客室料金の値付け、プロモーション設定時期の違い
ホテルの予約開始時期の違いは販売戦略だけではありません。
客室料金の値付け、プロモーション等、実際に私たちが目にする価格をそんな先まで決められないというホテルについても同様に予約受け入れ開始時期が遅くなる傾向があります。
積極的に料金を客室の予約需要に応じて常に変更させているホテルや先の予約の取り込みをする為に早めに料金プロモーションを設定しているホテルは販売開始時期が早いです。
国内マーケット vs 海外マーケット
先程のホテルごとの販売戦略の違いの話と少し似ているのですが、ホテルによっては日本国内の旅行客を中心に集客をしているホテルと訪日外国人客をメインに集客しているホテルとで予約開始時期が異なります。
例えば国内旅行客をメインにターゲットとしているホテルは国内の旅行動向、イベント・祝日カレンダーと合わせて予約開始時期が3ヶ月先〜6ヶ月先で設定されています。
反対に国内旅行客だけではなく外国から来る訪日旅行客も積極的に取り込んでいるホテルについては外国人訪日客の予約タイミングが国内客に比べて圧倒的に早いので6ヶ月〜1年先までの予約受付をしているところがほとんです。
普段、私がホテルの予約開始時期を調べる際には料金比較サイトをチェックしています。
厳密に言うと、料金比較サイトでは正確にいつから該当するホテルが予約を開始するかは明記されておりませんが、大体どのくらい先まで予約の受付がされているかの目安を知ることが可能です。
料金比較サイトというとTripadvisorやスカイスキャナーが一般的ですが、私が最近、よく利用しているのがTVのCMでもお馴染みのトリバゴです。
トリバゴの良いところはTripadvisorやスカイスキャナーが各ホテルの最安値の予約サイトしか表示しないところをトリバゴなら各予約サイトで掲載されている料金プランを網羅的に表示してくれるので普段使っているサイトの料金もすぐに把握出来ます。
では、トリバゴでの予約開始時期の目安と料金比較の方法は下記になります。
トリバゴのTOPページで行き先と宿泊日を入力し、検索。
入力した行き先と宿泊日に応じて予約が出来るホテルの一覧が表示されます。基本的に料金比較サイトには国内・海外の宿泊予約サイトがほぼ網羅されているのでその対象ホテルの宿泊プランと予約可能日を一目で把握出来るのです。
国内・海外のホテル予約サイトの料金プランが全て表示されるので簡単に料金比較が可能に。
2. いつからホテルの予約をするのがお得か詳しく解説【ホテルの裏事情も満載】
基本的にはホテルは飛行機の料金設定と非常に似ています。
例えば、飛行機の座席を予約をする時に1週間前から予約するのと6ヵ月前から予約するのとでは当然6ヵ月前から予約したほうが安くなります。
これはホテルの料金にも同じことが言えます。
いわゆる早割という概念です。
ただ稀にホテル側で元々設定していた料金が高すぎて思ったより間際になっても空室がかなりある状態だと直前割引のプロモーションを仕掛けて予約を増やしていきます。
結論としては某サラリーマン金融のCMでご利用は計画的にではないですが、ホテルを安くお得に予約するには旅行の予定を早く計画的立てることが重要です。
特に先程、説明した早割りや直前割引でいうと基本的に早割の方が割引率が圧倒的に高いので何度もくどいようですが、ホテル予約は早く計画的に!
国内ホテルはできれば2,3ヵ月前、海外ホテルは4,5ヵ月前から予約を行えば間違いなく安く予約が可能です。
また、ここからはホテルの裏地事情を含めた話になりますが、宿泊サイトによって料金が違ったりする事がよくあります。
これはそのホテルが各予約サイトにどれくらい力をいているのかを測ることが出来るひとつのバロメータのようなものです。
というのも各宿泊予約サイトによってホテル側が宿泊予約サイト側に支払う手数料は異なります。
国内の宿泊予約サイト、例えば代表的なところで楽天が運営している楽天トラベルやリクルートが運営しているじゃらんは大体8%がホテル側が支払う手数料率になります。
反対にBooking.comやExpedia, Agodaといった外資系の宿泊予約サイトだと平均的に12%が手数料率となるため、国内の宿泊予約サイトより圧倒的に高くなるんです。
ということはホテル側は1予約を獲得するのに8%支払うのと12%を支払うのとでは全くコストが異なりますので高い手数料率の宿泊予約サイトは安い手数料率の宿泊予約サイトより料金を高く設定するという現象が起こるのです。
3. 返金不可プランもしくはホテルホームページからの予約が実は一番お得!
お得にホテルを予約するなら早割が効果的とお伝えしましたが、実はそれ以外にももっと安く予約出来る方法があります。
それは返金不可プランです。
ホテルによって設定されていないケースもありますが、ほとんどが返金不可プランを設定しています。
返金不可プランは文字通り予約のキャンセル・変更がきかない代わりにお得に宿泊出来ますよというプランです。
勿論、一番縛りの強いプランになりますので旅行日程の変更やキャンセルが想定される場合はこちらのプランでの予約をされない事を
オススメします。
また、ホテルによっては自社ホームページからの予約につき最低価格保証をうたっている事もあるので必ずホテル予約の前に予約を予定しているホテルのホームページをチェックされると良いでしょう。
まとめ
ホテルは早ければ1年前から予約が出来ます。
予約の開始目安を知りたいなら料金比較サイトで簡単に調べられます。
料金比較サイトをチェックして数ヶ月先から旅行のプランを立てましょう!
予約の際は数ヶ月前から早割プランでする事をオススメします。
早割プランでもキャンセル料が発生するものもあるのでプラン詳細は細かく確認してください。
もし旅行が確定している場合は返金不可プランが最安値になる事が多いのでキャンセル・変更が無いようでしたら、返金不可プランもありです。
早めの計画で損せず旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。